低温やけど

(2018-01-23)

東新宿駅前皮ふ科の高江です。

寒い日が続き、カイロや湯たんぽ、電気毛布・カーペットなどを使うことが多くなる季節です。これら暖房器具によっておこる、この時期特有のやけどに、低温やけどがあります。

低温といっても、保冷剤などが原因になるわけではなく、短時間の使用ではやけどを起こさない温度(40℃~50℃程度)の器具などが、皮膚の同じ場所に長時間あたっていることにより生じます。カイロを張ったまま寝てしまった、布団に入れた湯たんぽに足が乗っていた、など。

低温やけどのイラスト

低温やけどは、低温であっても長時間であるために、深いところまで皮膚の組織が損傷していることが多く、治療に時間がかかる上、ほぼ傷あとが残ります。

カイロを貼りっぱなしにしない、湯たんぽは布団に入る時に布団の外に出す、電気毛布は寝るときは消すなど、予防が最も大事です。

それでも低温やけどになってしまったときは、すぐに皮膚科へ。症状に合った飲み薬や塗り薬を使用し、回復を早め、傷あとをなるべく目立たなくするお手伝いができます。ご相談ください。

 

院長 高江

 





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