ナローバンドUVB紫外線療法について
(2017-12-07)
東新宿駅前皮ふ科院長の高江です。
ナローバンドUVB紫外線療法という治療をご存じでしょうか。
紫外線には様々な作用があり、特に皮膚の免疫細胞に対する作用から、アトピー性皮膚炎や乾癬、菌状息肉症などの慢性の皮膚疾患に有効であることがわかっています。
その紫外線の中で、特にこれらの皮膚疾患に治療効果の高く、副作用の少ない波長である311nm付近の波長を照射する治療をナローバンドUVB紫外線療法といいます。
一般的に使用されている治療器は、1面照射型(蛍光灯のようなランプが8本程度)のため、全身の症状に対して照射するためには、2~4回に分けて10~15分必要です。
当院では、主に大学病院などで採用されている全身照射型のナローバンドUVB照射装置(ダブリン3シリーズX)を導入しております。写真(ランプの本数は48本)のようなボックスの中に入っていただき360℃全方向の照射のため、1回1分~3分程度で済み、効率よく治療できます。
かゆみの強い全身のアトピー性皮膚炎や乾癬でお悩みの方はぜひご相談ください。
紫外線療法器を上から見た写真です。
院長 高江
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